痴漢おじいさん

高校の頃、家の近くの家で全然散歩されず犬小屋の鎖に繋がれたままの犬がいました。
小屋の周りは糞だらけ、他人との交流がないから怯えて吠え放題のかわいそうなワンコ。
その家のお孫さんは小学校の後輩で、一緒に登校していたこともあって放っておけないと思い散歩の申し出にお邪魔しました。
「ワンコの散歩?それじゃ家に上がってジュース飲んでからでどうや?大岡越前もテレビでやってるから一緒に見よう」
とその家のおじいさんに言われたけれど、ワンコのために断る理由もないから仕方なく上がります。
しばらくジュースを飲みながらどうでもいい話をしていましたが、大岡越前の場面が白州に変わったときに急変。
「女子高ってどんなんや?」
自分は男女共学でしたので女子高に通っていた友達の話をすると、だんだんおじいさんの手が胸と尻に伸びてきます。
「若い子はええ、ハリがあってやわらかくて男とこんな風にしよんやろ?」
な感じの事を言いながら、さわさわと胸を触ってきました。
相手を興奮させてはいけない、拒否してはいけない、なんでもない感じで普通に対応しよう。
私はそう思い普通に会話し「ワンコの散歩に行くね」とサッサと立ち去ろうとすると、おじいさんは玄関にいる私へ向かって、こう言葉を投げつけてきました。
「ここに来たお前が悪い」
絶望しました。モノは言いようで、どこにも私に逃げ込む場はないと。
後で奥さんに訴えはしましたが旦那は常習犯だったっようで、軽く「ごめんね」と言われただけで終わりました。
最悪の時間でしたし、社会にとって女の立場が低すぎることを思い知らされた出来事でしたね。

2016年07月12日