部活動の夏合宿を襲った脱水症状

私は高校時代にアメリカンフットボール部に所属していたのですが、夏休みになると学校所属の山間地にある合宿所に泊りがけでトレーニングに行くのが恒例になっていました。
顧問の先生お二人とOBの方たち10人ほどと高校1年2年生の現役部員50名ほどで、7泊ほどの日程でかなりのスパルタ練習が行われます。
先生方は体育の先生ですし、OBの方の中には大学や社会人での現役フットボーラーもいらっしゃいましたし、何よりも開業医をやってらっしゃる先輩も見学に来ていて学校側や父兄からも心配する声など全くなかったようです。

アメリカンフットボールというのは練習中は常にヘルメットをかぶった状態ですので
日射病の心配がそれほどないため、高校生の練習とはいえ炎天下でかなり激しい練習を行っていました。
朝、起床後には朝食前に5kmほど走り、午前と午後の練習をこなしたあと、夜はフットボールの理論に関して先輩方から講義を受けるという毎日でした。

アメフトの試合は基本的にどのような天候になっても続行されるので、雨でも練習を続けるのは普通なのですが
我々の合宿も4日目の午後から雨が降り始め、雨が降るとむしろ涼しくなるので気楽なモードが漂っていたくらいでした。
普段ですと女子マネージャーさんたちがスポーツドリンクの桶をこれでもかというくらい持ってくるのですが
その日は雨が降っていたため気温も低くむしろ、ずぶ濡れで寒いくらいでしたので水分を欲しがる部員もいませんでした。

そして3時間ほどの練習の終わり頃ダッシュをしている最中に私の意識は飛び
気付いたときは医務室のベッドの中に寝かされていて左手足の外側がやけにしびれているような状態でした。
私はそれほど重症ではなかったので起き上がり皆のところに行ってみると、私以外に何人かが倒れ一人は呼吸が乱れた状態で意識が戻らず搬送されたとのことでした。

後に私は大学に入って、そこの体育会でもアメリカンフットボールを選んだのですが
アメフトの競技や練習はほとんど肌が外気に接していないため気温が低い時は脱水症状に気が付かない場合が多く
雨が降っている時こそ大事故が起きやすいと知りました。
ナイロンのユニフォームが体に張り付いて皮膚呼吸がしづらい状態というのも危険だということですので、そういったスポーツを楽しんでいる若い方々には十分気をつけていただきたいと思います。

2016年08月25日