寝ている間に

大学生の頃、友人の運転で遠くへドライブしようとなり、朝から出掛けました。
行きはわたしもずっと起きて友人と話し込んでいたのですが、帰りは助手席でいつの間にか寝てしまいました。
友人に起こされ、辺りを見渡すと全く知らない場所。
言われるがまま車を降り、友人と歩いているとなんとも不気味なところへ。
田舎なので、辺り一面田んぼなのですが、田んぼの中にぽつんと小さな森が。
友人に手を引かれ、共に森の中へ入ったのですが、中心にお墓のようなものが建てられており、「これなに?」と言いかけたところで、友人に「走れ!早く出て!」と言われたので猛ダッシュで森を抜け車に戻りました。
後で聞くと、その森は有名な心霊スポットで、霊感のある友人はわたしを驚かしてやろう、という気持ちで連れて行ったとのこと。しかし、霊がわたしを睨みつけ遅いかかろうとしていたので、走れと言ったとのことでした。
わたしは霊感は全くないですが、心霊スポットや心霊話というのはとても苦手で、そういう話題はずっと避け続けていました。
帰宅後、なんだか気持ちが悪いなあと思いながらも疲れていたのかすぐに寝てしまいました。
朝起きると、両腕に数えきれない程の細かい切り傷のようなものがびっしり。
わたしは怖くなり、両親に昨日の出来事を話し、お寺に相談に行くと、やはり霊が憑いているとのことでお祓いをして頂きました。
それ以来、今まで以上に心霊スポットを避け、助手席でも眠ることをやめました。

2016年12月19日