ストーカーというrisk

大学時代、実家を離れて一人暮らしをしていた私は、ある日の夕暮れ時、帰宅途中に人が背後に迫る気配を感じました。
人気もなく、暗くなりかけた時間帯だったので、怖いと思い、早く家に避難しようと急ぎ足で家まで向かいました。すると、その背後にいたと思われる男が、私を追い越して行ったので、「あ、私の思い過ごしか。」と思い特に気にせず家に向かいました。
少しして、自宅のアパートの入り口までたどり着き、玄関の入口で鍵をカバンの中から取り出そうとしていたところ、恐怖の出来事が起こりました。なんと、先ほど追い越して行った男がアパートの影に隠れて、私のすぐ近くに潜んでいるのが見えたのです。
恐怖で身体を強張らせながらも「なんですか?」とその男に向かって言いましたが、少し身体を私から見えない位置に移動させる程度でその場から離れようとしません。
私の家の入口は、奥まったところにあり、逃げ道がない状態だったため、「これはもう家に入るしかない」と思い、急いで鍵を開け、家に入りました。
すごく怖かったですが、家の中に逃げ込んだ後は特に何もされなかったので、「気味が悪かったな…」と思う程度で、その後もその家でいつもの生活を送っていました。

しかし、それから3週間程したある日の夕方、バイトに行こうと自分の家の玄関のドアを開けた瞬間、思わぬ出来事が起きました。なんと、3週間前のあの男が目の前に立っていたのです。
怖くてすぐに玄関のドアを閉め、鍵をかけましたが、その男は玄関のドアを何回もドンドンと強く叩き続けてきました。しばらくするとその音は鳴り止みましたが、恐怖でその家に居続けることができず、結局引っ越すことになったのです。
引っ越し後は、その恐怖から解放されましたが、あのままあの家に住み続けていたら、あの男がやってきていたかもしれないと思うと、背筋が凍る思いがします。

2016年12月06日