危険な道案内

私が中学時代の話です。
私の家から学校までは、歩いて40分ほどかかりました。
友達の中でも一番遠くて、毎日みんなの家を周りながらうちに帰るような感じでした。
運動部に入っていたため、帰宅は19時ごろ。
その頃はまだ携帯が普及してなくて、ポケベルを数人持っている程度で、私はポケベルすら持っていませんでした。
中学三年のある日の帰り道、家の近くまで一緒の友達がまたまた風邪でお休みだった日、一人になった私に男の人が声をかけてきました。
『○○駅はどっちですか?』
あまり道を聞かれたことがなかったので、たどたどしくですが道を教えました。
『そうですか、教えてくれてありがとう』
と言われ、『いいえ』と頭をさげ帰ろうとすると、
『いつもこの時間に通るよね?』
と言われ、『えっ?!』ビックリして鳥肌が立ち、恐くて動けなくなりました。
(この人なんで知ってるの?)
続けて
『友達は休み?一人だから声かけてみたんだ。』
と腕を掴まれました。
恐くて震えながら『やめてください』といったのですが、『なんで?なんで?話そうよ』とぐいぐい道の端に引っ張られました。
その時ちょうど近所のおばさんが通りかかって『○○ちゃん、どうしたの?』といってくれたんです。
そしたら、その男の人は猛スピードで逃げて行きました。
本当に恐くて、腕を離されたとたん腰が抜けて座り込んでしまいました。
おばさんに家まで送ってもらい、母にも話してもらい、警察にも届けましたが被害がないため、うちの周りを重点的に1ヶ月ほど巡回してもらっただけでした。
そのことがあってから毎日違う道で帰るようにしたり、母に迎えに来てもらったりしました。
あの時は近所のおばさんが通りかからなかったらと思うとゾッとします。

2017年02月12日